ゴーグル型暗視スコープの特徴
「暗視ゴーグル」に明確な定義はありませんが、この記事では「暗視スコープのうち、頭部に固定して使用することができるもの」を指す名前として使用します。
つまり暗視ゴーグルを他の暗視装置と分けているのは「頭部に固定できるかどうか」なのですが、その性質によっていくつかの長所・短所が生まれます。
この記事では、そうした暗視ゴーグルならではの長所や短所についてお話します。
ハンズフリー
ゴーグル型は装置が頭に固定されますから、両手を自由に使うことができます。夜間や暗所で暗視スコープを使用するとき、スコープをつけっぱなしにできた方が何かと都合の良い場合が多いです。
あまりに暗く肉眼ではほとんど見えない環境なら暗視スコープを外す意味がありませんし、ゴーグル型はフリップアップ方式を採用している場合が多いことを考えれば、わざわざ外すことは少ないでしょう。
サバイバルゲームなら両手で銃を構えたり、ゴーグルを装着したまま伏せて移動したりと、なかなか使い勝手が良いと思います。
狩りの際には、獲物の行動にあわせて自分も素早く移動する必要がありますから装着したまま動けるゴーグル型は重宝します。
やや重い
ゴーグル型の欠点といえば、その重さが首にかかり続けるということでしょうか。装着時の重心は当然少し頭から離れた位置にありますから、長時間の使用は首が疲労する原因となります。
また、サイズの合っていないヘルメットなどに固定すると、どうしても段々ずれてきてしまうという問題もあります。きちんと準備しておけばこの問題にぶつかることはほぼないはずですが、いざというとき障害となるかもしれません。