暗視双眼鏡の暗視スコープ(ナイトビジョン)と詳細と特徴

双眼鏡型暗視スコープの特徴

双眼鏡型暗視スコープが単眼鏡型と異なる点はスコープの数に過ぎませんが、その違いは両者に様々なメリット・デメリットを持たせています。

この記事では双眼鏡型が持つ2つのメリットと1つのデメリットをご紹介します。暗視スコープの購入を考えている方はぜひ選ぶ時の参考にしてみてください。

長所1:より実像に近い見え方

双眼鏡型の暗視スコープを使えば、単眼鏡型よりも肉眼に近い見え方で視界を確保することができます。

人間の目は、左右に少しずれた二つの目で一つの対象を見ることによって立体視を可能にしています。片目でしか見ることができない単眼鏡型と異なり、双眼鏡型ならこの見方をすることができます。

標的を立体的に見ることができるということは、そのまま標的までの距離を感じやすいということでもあります。暗視スコープの用途には標的までの距離の把握が必要なものもありますから、それを考えて双眼鏡型の暗視スコープを選ぶ人も多いのです。

長所2:目が疲れにくい

片目でものを見るよりも、両目で見た方が疲れずにいられるということは理解していただけると思います。というのも、人間の脳は両目で見ることに最適化されていますから、普段行わない片目での視認は余分な情報処理が必要になってしまうからです。

夜間の使用では暗視スコープをつけっぱなしということも多いですから、目が疲れにくいということは大きなアドバンテージと言えるでしょう。

短所:重量とサイズ

双眼鏡型は単眼鏡型の2倍の数の筒をもっているため、どうしても重くなってしまいがちです。ヘルメットや三脚に固定せず手で持って使う場合には、やはりできるだけ軽い方が助かります。

また、その大きさが2倍近くになってしまうことも難点です。ヘッドギアで頭につけっぱなしにしない限りは、大きな装置が邪魔に感じられてしまうことも少なくないでしょう。

単眼鏡型と迷っている方は、用途において重量とサイズがどれほど影響をもつかを選択の基準としてもいいかもしれませんね。